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by WEAR MAGIC
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作り方, プリント方法, シルクプリント

オリジナルプリントの大定番、シルクプリントとは?

2024/03/18
代表的なシルクプリントとは?
 

一般的にウェアへのプリントというと、シルクプリントというほど、オリジナルプリントウェアの代表的なプリント方法。

正式名称はシルクスクリーンプリントです。1色毎にプリントするための「版」を製作し素材にプリントをしていくので、プリント枚数に関係なく「版」が必要になりますが、製作枚数が多ければ多いほど割安となります。

同じデザイン・同じプリント位置で、色数が少なく、10枚以上のプリントの場合は『シルクプリント』がコスパが良くおすすめです。
 
反対に、1色ずつプリントしていくので、多色プリントであったり制作枚数が少ないと割高になってしまいます。また、シルクプリントは、インクを使い分けることにより様々な素材にプリントできる万能なプリント手法です。
他の加工方法では対応できない「発泡」(膨らんだ3Dプリント)や、グリッターの入った「ラメ」インクでのプリントができるので、仕上がりの自由度が高く人気のある加工方法になります。

※注意:1版のサイズ内であれば、文字数やプリントの大きさで料金が変わることはありません。
※1色毎に版を作る必要があります。(1色でもグレースケール写真やぼかしなどの表現はできません)
※素材の段差や縫い目付近への加工は出来ません。

 

版とは・・・
シルクスクリーンプリントするために必要な資材で、アルミ枠にテトロン(ポリエステル)の布(以前はシルク素材の布)を張ったものです。この布にデザインを起こし、デザイン部分のみインクが出るよう穴が開きます。版にインクを乗せ、インクを押し出すと穴の部分にだけインクが通るようになります。
1色毎に1版が必要な為、デザインの色数が2色以上の場合は色数分の版が必要になります。

インクカラー     

ウェアマジックでは、インクの基本色を豊富にご用意しております。                
ご希望のお色目がない場合でも、ご指定頂くことも可能です。
(DICやPANTONEなどでご指定ください)                
※短納期でのご注文の場合は、インクの調色はお受けできませんのでご了承ください。                
※メタリック系のシルバー・ゴールドインクはラメ(グリッター入り)インクとは異なります。                
                
インクの詳細についてはこちらをご覧ください。                
https://www.wearmagic.jp/contents/print.html                
 

シルクプリントのオプション加工

平面デザインを立体に仕上げるインク

ウェアに発泡用のインクでプリントした後、プリント面に熱を加えてを膨らませます。ぷくっと膨らむので、立体感がでて通常インクのプリントより、ふわっとした手触りに仕上がります。デザインにボリューム感を出したい時などにおすすめですが、細かいデザインは不向きです。
※インクを膨らませるため、通常のシルクインクより若干色が白っぽく仕上がります。
※ベタ面が多い場合は、均一に膨らまない事も多いため、おすすめしません。
※3mm以下の細かい隙間は潰れる可能性が高い為、おすすめしません。

ビビットなネオンカラーが特徴のインク

通常のインクカラーより鮮やかな発色のあるプリントが可能で、デザインをより目立たせたい場合におすすめです。黒いウェアへの蛍光プリントはかなり目立ちます。
※白以外の素材へ加工の場合は、きれいに発色させるために、蛍光色と同じ系統の
 薄いカラーインクを下地としてプリントする為、版が2版必要となります。
※裏起毛素材への加工はウェアが縮むため、下地プリントが多少ずれてしまう場合があります。
※保管時に、昇華移染する場合がありますので、プリント部分がくっつかないように保管をお願い致します。
※ブルゾンへの加工はできません。

自然光や蛍光灯、LEDなどの光を蓄えて暗闇で発光する特殊なインク

日中長い時間光を当てていても、長時間光り続けることはありません。
明るい場所では白に近い薄~い黄緑色プリントでプリント自体は見えづらく、暗い場所では光ることでインパクトがあります。
他のインク色のプリントと組み合わせた多色プリントにすることで、明るい場所と暗い場所で異なるデザインにすることができます。
※長時間、暗闇で光り続ける事はない為、防犯用にはなりません。
※通常は、白いウェア以外へのプリント時には、白インク+蓄光インクをプリント
 する為、2版必要です。

キラキラしたグリッター(粒子)が入ったインク

光に当たるとよりキラキラと輝くので、ゴージャスな仕上がりになります。
※ラメパールは、通常インクをプリントした上に透明パールが含まれたインクをプリントする為、2版必要です。
※ラメは、椅子に座った際や、お洗濯などで擦れることでポロポロと取れてしまいますのでご注意ください。

箔シートを熱圧着するため、高級感がでます

絵柄や文字など、箔を圧着したい部分に糊をプリントし、そのプリント部分に箔シートを重ね、業務用プレス機で高温圧着し加工面に定着させます。
はっきりと目立つツヤのある仕上がりになるため、アパレル分野でも人気がある加工です。
※最初に洗濯した際に少し光沢感が落ちることがあります。
※ドライ(ポリエステル)素材とは相性が悪いため、おすすめしません。
※細い線では、きれいに圧着できないためおすすめしません。
※箔を熱圧着しているため、デリケートな加工となります。

その他にも、シルクプリントを元としたフロッキーやクラックなど色々なオプション加工がございますので、お気軽にお問い合わせください。

シルクプリント完成まで

ご校了頂きましたデザインの版を作ります。
オリジナルデザインですので、版のデザインに間違いがないか、版に傷がないかなどもしっかりチェックします。
シルクプリントをするために版とウェアをプリント台にセットします。
このセットがきちんと出来ていないと、プリント位置のズレなど起こる原因となるため、一枚ずつ計りながら人の手と目でセットしていきます。
版にインクを置いて、1枚ずつ丁寧に人の手でプリントしていきます。プリントする際には、デザインによって力加減を変えたり、スキージ(インクをする道具)の硬さやゴム部分の鋭利さも適したものを選んでプリントしていきます。1度プリントし終わると色ムラがないかを確認して必要に応じてプリント回数などを調節し、きれいに仕上げていきます。
インクの種類により乾燥方法自体は異なりますが、ヒーター・自然乾燥などを併用してしっかり乾燥させます。
ほつれやミスプリントなどが無いか最終チェックして、お客様のご要望や必要に応じで個別包装やサイズシール貼りなどをします。
ウェアの制作完了後、ご希望のお届け先へ発送いたします。


 

大まかなスケジュール